1980-11-20 第93回国会 参議院 農林水産委員会 第5号
そこをどうすれば沖繩百万県民も等しく憲法のもとに日本国民としての権利と義務を享受することができるかという、こういうことをそらして、ほかの次元でどうだこうだと言ってみたところで、一体沖繩県民の生命、人権、財産はどうなるのか、このことを抜きにしていい加減にあしらうようなことがあったんじゃ、ただは承知しませんよ。しかも沖繩の復帰は本土並みということが大前提じゃありませんか。
そこをどうすれば沖繩百万県民も等しく憲法のもとに日本国民としての権利と義務を享受することができるかという、こういうことをそらして、ほかの次元でどうだこうだと言ってみたところで、一体沖繩県民の生命、人権、財産はどうなるのか、このことを抜きにしていい加減にあしらうようなことがあったんじゃ、ただは承知しませんよ。しかも沖繩の復帰は本土並みということが大前提じゃありませんか。
次に、沖繩では一家全滅ということは珍しくないことでございまして、沖繩百万県民が全遺族と言っても決して過言ではない状況でございます。
だから事実関係を調査された上で、それに対する国民の疑惑がいまあるわけだ、この疑惑に対する釈明をしてほしいと私は国民の一人として、また沖繩百万県民の――いまの「民族の悲劇」にも書いてありますが、こういったことに答える意味でもぜひ責任ある姿勢で事実関係の調査をやってほしい、それで結論が出るわけですかち。いかがですか。
また、日本政府は沖繩百万県民にかわってこのことをこそ堂々と要求をするのが、主権者たる国民から負託され、憲法に基づいて国政を行ってきたものの当然の義務ではなかったのか。
沖繩百万県民は、二十七年にわたる米軍の占領支配と引き続く基地使用の中で、米兵による婦女子に対する数限りない犯罪を初め、耐えがたい爆音被害などによる犠牲は言語に絶するものでありました。 したがって、沖繩県民は、公用地暫定使用法の期限が切れる本年五月十五日をもって米軍の銃剣支配から解放され、憲法にはぐくまれた新生沖繩の第一歩が始まると、大きな希望を持って期待をしていたのであります。
私は、まず第一に、いま問題となっている沖繩県の区域内の駐留軍用地等に関する特別措置法案に対する修正案、いわゆる土地強奪法案を強行採決に持ち込ませたことを初め、三原防衛庁長官のとった態度、政策が、沖繩百万県民の心と意思を完全に踏みにじっていること、そして国民を代表する国務大臣としての資格と能力を失っていることを、もっともっと明確にすべきであると思うのであります。
にどうしたら円滑に移行するかというための経過措置として設けられたわけでありますが、文字どおり経過措置ですから、役割り以上のものを求めるのは無理とは思われますがしかし、同時に沖繩と本土の格差、いま申し上げましたが早急に是正をすると、特に全域にわたる国民的標準を確保する、つまり自立的発展の基礎条件を整備をするために策定をされました先ほど来言われております沖繩振興開発計画との整合性が保たれない限り、やはり沖繩百万県民
で、県におきましても抗議をし、やっておりますけれども、やっぱり地位協定による提供基地だから何が悪いか、提供された基地だから何が悪いかと、こういう態度で県民の生命、財産、人権というものが、同じ日本国憲法のもとに主権平等のもとにある沖繩百万県民がこのように差別され、犠牲を受けつつあるという、このことが御迷惑かけて済みません、まことに済みませんで一体済むと思いますか、どうですか。
この現実について、沖繩百万県民の安全、福祉のために奮闘されている植木長官としてどう考えられるのか、これが一つです。三ヵ年間にわたって日本の国内法を無視、じゅうりんさしてそのまま放置するということ、これはアメリカが出さぬから悪いとかいいとかという問題ではない。結果においてもうそうなっている事実なんです。これが一つ。 もう一つは、この中でもし危険が起こった場合にはだれが補償するのか問題です。
ところが、その前提からくる犠牲が国民の上に、わけても沖繩百万県民の上に生命、財産、人権の抑圧となって日にち毎日ふりかかってくるということを知るときに、私は沖繩県民をみずからかわいそうな沖繩県民だなと、何とかわいそうな県民だと、こう言わざるを得ません。 さて、安保、地位協定は別にしまして、対米姿勢の弱さがさらに沖繩県民に大きな犠牲の輪をかけておる。政務次官このことはどうでしょう、いかがでしょう。
○國場委員 このたび小坂新長官におきましては、むずかしいところの沖繩開発庁長官に御就任され、沖繩百万県民の長官に寄せるところの期待はまことに大きいものがございます。同時に、新長官の沖繩に対する今後の施策に対して大きな期待を持っておるわけでございます。御案内のとおり、復帰後一年七カ月が経過いたしております。
わが党の上原康助君が、防衛二法案の審議にあたりまして、「沖繩百万県民が旧日本軍に対して、したがって、また今日の自衛隊について反対する感情は、ほかならぬ山中長官、あなたが一番よく知っているはずである。にもかかわらず、あなたが防衛庁長官として沖繩に自衛隊を配置しようとする。あなたはせめて経済閣僚であってほしかった」と述べておりましたが、人一倍人情家であるあなたの胸にこたえたはずであります。
こういうふうな年端もいかぬような子供たちに失望感を与えるということは私は沖繩百万県民にとっても望んでいることではないというふうに考えております。私自身が現地の事情もよく知っておりますし、また、本土のほうも知っておりますので、私としては今後そういうことがないように、もっとあったかみのあるような教育が沖繩にしかれるように私自身として全力を尽くしていきたいというふうに考えております。
あの凄惨な太平洋戦争の最後の舞台となった沖繩全県民の生存権をかけた戦争体験と、県民感情を抜きにしては、再び、ニクソン・ドクトリンにいうところの局地的戦争を想定した沖繩派兵に対する、沖繩百万県民の無言の抵抗であることを、おそらく理解できないでありましょう。
そのためにも、教育権は国民のもの、教育行政に対する住民の自治、たとえば最近まで沖繩百万県民がしっかりとその手に握っておりました教育委員の公選制の復活など、きわめて重要な課題ではないかと思います。政府が進めようとしている、大資本に奉仕し軍国主義復活強化の中教審路線には、私たちは遺憾ながら反対の意思を表明いたします。
これはあさっての沖特委でもまたその面は述べたいと思うのでありますが、そこで、建設大臣に要望いたしたいことは、沖繩のもろもろの問題は、いろいろのあるべからざる不自然の形態の中から、支配の中からこう生まれてきたので、一気に一〇〇%手のひらを裏返すように、沖繩百万県民が望んでおるけれども、現実の問題として、それは困難であることはこれはよく存じ上げております。
沖繩百万県民の目はごまかせないですよ。だから現地でたいへんな騒ぎになる。みんな知っていますよ。いやこれはグアムへ帰る飛行機じゃない。沖繩の方々全部知っている。そういうところをなぜあなた方ははっきりさせる気がないのですか。承りたいのですがね。
結果的に、ベトナム戦争との関係からくる日本の本土に帰ってこられた沖繩百万県民の不安というものはどこまで除去できるか、やってみていただきたい。そうすると、行き着く先は、この国内世論というものは、事前協議のあり方にまで触れて決着をつけると言うだろうと思う。だから、官房長官の言うその道筋を進めていけば、私の言っておるところに近づいていく。そういう道筋だと私は思う。
○國場委員 二十七年余にわたり、沖繩百万県民の待望しておりました祖国復帰があと一週間に迫ってまいりました。この長い年月の間、一日なりと忘れることなくその日あるを念じてまいりまして、政府並びに一億国民に対し、この実現に対して深く敬意を表するわけでございます。
沖繩は、さきの大戦において最大の激戦地となり、全島ほとんど焦土と化し、沖繩県民十余万のとうとい犠牲者を出したばかりか、戦後引き続き二十六年余の長期間にわたりわが国の施政権の外に置かれ、その間沖繩百万県民はひたすらに祖国復帰を叫び続けて今日に至ってまいりました。
ことに、沖繩百万県民の戦中、戦後を通じての御労苦を考える際に、日本国民全体がやはりあたたかく迎えることが、これは何よりも必要なことだ、かように思っております。